昔、おしりかじり虫というキャラクターが非常に人気になりました
その人気の一方で、ヒットしなかったキャラクターもいます
それが地面歩き虫です
地面歩き虫は、当時は画期的なキャラクターでしたが、ある理由で売れなかったといわれています
それは何か
子どもたちが虫を見たことがないという問題です
子どもたちは、乳幼児の頃から身の回りにテレビゲームがあり、遊び=室内でのテレビゲームという認識になっているのであり、外に出たことがありません
家の中でも虫を見かける機会はありますが、せいぜい蛾や蚊、ハエくらいです
ゴキブリも見かけますが、子どもはゴキブリを見た瞬間にショックで気絶するので、起きたときには見たこと自体を忘れています
つまり、虫を見たことがない子どもたちからすると、地面歩き虫は異様すぎて恐怖の対象でしかなかったのです
虫は空を飛ぶものであり、地面を歩くものではないからです
しかし、逆に考えれば、地面を歩く虫以外のものには恐怖を抱かないということになります
その逆転の発想で成功したのが、ポケモンやトーマス、アンパンマンやドラえもんということになります
ポケモンやアンパンマンは、ほぼ二足歩行なので親近感があります
ドラえもんにいたっては100%二足歩行です
一方で、トーマスは車両なので子どもたちと親和性が低いように思えます
しかし、子どもたちはまだ二足歩行と車両の区別がついていないのであり、問題ありません
このようにして、キャラクターの熾烈な人気争いが現代にまで続いています
クリエイターの人は参考にしてください