いろんな雑記

暇なら見てください

機動戦士ガンダム 水星の魔女のシナリオは必然の物語だったことを解説します

水星の魔女のストーリーは、それ以外あり得ないというレベルで練られた非常に良質な出来になっています

ぼくは水星の魔女にインスパイアされ、「曙のガンバリー 火星の魔獣」というオリジナル小説を書こうとしました

しかし、リアリティを追求して話を書き進めていくと、不思議なくらいに水星の魔女とストーリーが似てくるのです

あまりに同じ展開になるので、怖くなり執筆を止めて破棄してしまったほどです

ざっくり火星の魔獣のあらすじを書くと、湿地帯に住むガンバリー・マーズ(女・17)が沼地に埋まっていたミロ・レントゲン(女・17)を助け出し、ミロを沼地に突き落とした犯人を見つけるために学園の生徒に決闘をふっかけていくという話です

水星の魔女では、決闘する際にモビルスーツというロボットで戦いますが、火星の魔獣でも巨大ロボットで戦うことになります

なぜ決闘でロボット勝負になるのかというと、男女の区別なく決闘が行われますが、男と女は生物学的に違うので、可能な限り条件を合わせようとすると、別の何かを戦わせた方がいいからです

もし小型ロボットの対決だと、小さいロボは隙間に落ちたりして行方不明になるので勝敗を明確にできません

そのため水星の魔女ではモビルスーツが作られたのではないかと推測しています

火星の魔獣でも、一撃で相手を始末しようとすると、巨大な面積と質量でもって押し潰してしまう方が合理的です

この気付きを一番最初にカタチにしたものが鉄人28号ではないかと推察しています

この作品でも敵と戦うのは人間ではなくロボット、つまり鉄人28号です

また、水星の魔女にはエラン・ケレスという複数名で名前を共有するキャラが出てきますが、これは多重人格のようなキャラがいた方が視聴者により多くの謎を提供できるからで、一方の火星の魔獣には作品のスパイスとして二重人格キャラが出てきます

作品の清涼剤として、グエル・ジェタークという不良が改心して好青年となる爽やかキャラが水星の魔女には出てきますが、火星の魔獣にも爽やかなキャラがいた方がグロテスクさが抑えられるので絶対にいいでしょう

このように鉄人28号の思想の延長線上に水星の魔女があることがわかりました

意思を感じさせる鉄人28号の目は、水星の魔女ではエアリアルの中に入っているエリクトとして描かれているのでしょう

このように現代の作品は過去の作品と合わせて鑑賞することでさらに楽しむことができるのであり、この記事を読んだ人が鉄人28号を一斉に見始めるのは間違いないので、鉄人28号関係の会社の株価が上がります

投資家の人は参考にしてください